こんにちは、ぬんママです!今回は妊娠悪阻について気になるみなさんのために、私の体験談をご紹介していきます。
私は9週のとき、妊娠悪阻で4泊5日入院しましたが、かなり回復しました!入院期間や妊娠悪阻で入院する基準、経緯などを語っていきたいと思います。
この記事は私の不安だったことをぎゅっとまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。それでは早速、入院するまでの経緯についてご説明していきます。
妊娠悪阻で入院!入院時の状態
入院までの経緯を簡単にご説明していきます。
- 吐きつわりのみでしたが、吐くのが嫌すぎて拒食に。
4日間まったく食べ物を食べず、不安に。
水分とれていればいいと言われたものの4日でポカリスエット250ml。 - 水分とれてないのはまずいと思い、夕方に病院に電話。
点滴を希望することを伝えるとAMしか受け付けてないとのことで、次の朝病院へ向かう。 - 向かう途中体力なさ過ぎてめまい、ふらふら。
駅まで歩いて20分のところ、50分かけて到着、5分電車に乗り、最寄りへ。
目の前にタクシーが。そうか、これがあったか。乗って病院到着。 - いつも通り体重・血圧・採尿終えて待機。
- 先生と話して点滴、この時入院の話を出される。
- 毎日通うか入院するかの2択たが、を提示され自分で通う体力はない。
タクシーでも往復6,000円かかるなぁと思い、入院を決断!
妊娠悪阻だろうなぁとは思っていたのですが、結構急に入院が決まってびっくりしました。
点滴してそのまま入院、病室に案内されました。
前日にいろいろ調べ、もしかしたら入院になるかもと話していたので、すぐに決断することができてよかったなと思います。
入院の基準についてはのちほど、『妊娠悪阻の入院基準は自分の「つらさ」』でご紹介していきます。
妊娠悪阻とつわりの違いは、重症か、そうでないかだけです。
頻回な嘔吐や食思不振で脱水症状や栄養代謝障害が出てしまうことを妊娠悪阻と言います。
16週ごろまでは食べることができなくても赤ちゃんはしっかりと育つので、治療をしなければ母体が危険な状態を指します。
食べることができていなくても、基本的に水分をとることができていれば「つわり」の範囲内と判断されることが多いです。
脱水からの意識障害まで行くと本当に危険なので、水分が取れない場合はすぐに病院に行きましょう。
また、病院によって妊娠悪阻を重症妊娠悪阻と呼ぶところもあります。
病院に連絡する前、限界で生きる気力もなくて母に電話したら「あなたはつわり軽いほうだと思ってたよ~」なんて軽く言われたのがショックで。
その一言でメンタルやられ、結局は病院に連絡するように言われたので少し時間をおいてメンタル回復してから電話。
助産師さんからよく頑張ったね、でもつらいならすぐにおいで、来られる?と言われ、やさしさで号泣。
ネットでケトン2+、体重5%が基準とか見て…って言ったらそんなの信じちゃダメ!
つらかったり、不安だったら調べるよりも病院に電話して!って言われました。
座っていてもめまいがすること、歩くのもしんどいことを伝えると入院も考えて置いたほうがいいと進言されました。
明日の朝1でこれそうだったら電話してね、受付には伝えておくからと言われて終了。
電話して本当によかったです。
妊娠悪阻の入院基準は自分の「つらさ」
電話でも、病院でも、しつこく言われたのが「入院するかしないかは数値に頼るな」でした。
ケトンや体重に出ていなくても家にいたら休め環境の人は入院したほうがいいっておすすめするらしい。
数値が明らかにひどくても、病院にいるのがストレスならそれもよくない。
でも水分が取れていないなら点滴はしておかなきゃ脱水からの意識障害、転倒もありえるから、通院か入院化の2択になるのが基本です。
病院はこの選択を患者にゆだねる方針だったので、自分でたくさん考えて、金銭的にも自分の気持ち的にも入院のほうが合っていると思って、私は入院を決意しました。
ケトン体2+以上、体重が5%以下ならとかいう情報を見て、4日食べれてないし多分ケトン出てるな、体重は6%も減ってるし…と入院覚悟していましたが、数値がここまで出ていなくても入院する人もたくさんいるそうです。
私は3+だったけど、確かに2+になったら少し楽になった感じはしたし、納得もできました。
こういった数値って、正直1つの参考程度にしかならなくて、つらさは本人にしかわかりません。
4泊5日でもかなり回復したので、特にお子さんがいたり、仕事をなかなか休めない人は思い切って入院することをおすすめします。
もちろん、妊娠悪阻でも入院できない病院やあえてしない場合もあります。
上の子が心配で、どうしても慣れない場所が苦手で入院しない人は、通院で点滴治療を行います。
入院していても治療は点滴のみなので、家のほうが休める人や子悪露が休まる人には通院のほうが向いているでしょう。
また、産婦人科では出産はもちろん、切迫早産で入院する方もいます。
妊娠悪阻は切迫早産に比べると通院でどうにかなってしまうことが多いので、ベットが開いていない場合には入院できないこともあります。
あらかじめ入院を希望する際にはその意思を伝え、入院治療が可能かどうかを確認しておくといいでしょう。
私は同室が嫌だったこと、勝っているハムスターが危篤だったことが重なって退院を決めました。
5日でだいぶ回復はしましたが、正直もう少し休んでもよかったかな…と思います。
でも、聞いたところ上のおこさんがいたり、病院生活がストレスになったりする人も少なくないので、急に退院を決めるというのもめずらしくはないそうです。
体調万全、つわりもよくなって食べられるようになってから退院するのが理想とは言われたので、入院が苦でない人はゆっくり休みましょう。
妊娠悪阻で入院した時の持ち物・荷物
妊娠悪阻で入院した時の持ち物は、入院が急に決まってそのまま病院ステイだったので、あとから旦那に持ってきてもらいました。
病院から指定された持ち物
- スリッパ
- パジャマ
- 着替え(下着類)
- ティッシュ
- 洗面用具
病院から指定されたのはこれだけですが、私が実際に持ってきてもらったもの、細かくリストにしてみました。
毎日面会できたので、足りないものあれば持ってきてもらったり、洗濯物を持って帰ってもらったり、旦那には助けられて…
私の病院には洗濯機がないので、基本的に出産の入院の時と変わらず選択は家族にお願いするように言われています。
病院によって洗濯物事情は異なるので、確認しておきましょう。
また、食べられるものが限られている場合は持ち込み可能になることも多いです。
これしか食べれないというものがある人はぜひ相談してみてください!
あとは本当にやることがないので、本などがあるといいかもしれません。
- パジャマ(スウェット上下)
- 着替え(下着3セット)
- ティッシュ1箱
- マスク5枚
- 洗面用具
洗顔・フェイスタオル3枚・化粧水など - お風呂セット(こだわりがある場合)
ボディソープ・シャンプー・コンディショナー・剃刀 - くつした2足
- ミニ毛布
- 充電器など
- イヤホン・ヘッドホン
- 仕事道具
パソコン・手帳など - 普段飲んでいる薬・サプリ
病院に行く前にパートナーと話をしておくことをおすすめします。
私は入院費や交通費など計算して、入院のほうがいいかもと話をしていたのですぐに決めることができました。
入院を事前に希望する場合は、病室があいているか確認しておくと、車じゃなくてタクシーで行くようにしよう、といった決断もできます。
自分の体の状況は自分にしかわからないので、自分の意思をしっかりと伝えることを大事にしてください。
私は入院が決まって、自分で準備してもう1度病院に戻ってくる形式だと思っていたのですが、病院で点滴してそのまま入院だったので、荷物をまとめておけばよかったなと後悔しました。
説明するのもすごく大変だったので、入院する気のある方は、ある程度でも荷物をまとめてから家を出ることをおすすめします。
車で病院へ向かう方は荷物を積んでおくのもいいでしょう。
また、入院を強く勧める場合もあるので、その日のうちに旦那が来れないことが想定されるときには最低限の荷物を持っていくことをおすすめします。
妊娠悪阻での入院生活
妊娠悪阻での入院生活は、とても単純で、食事と点滴くらいしかしていませんでした。
基本的に7:00から看護師さんに声をかけられるので、それまではゆっくりと寝ることができます。
5:30 採尿(起床後なので日によって時間差あり)
7:00 シャワー
8:00 朝食
9:00 点滴開始
12:00 昼食
18:00 夕食
21:00 点滴終了
本当に書くことがなさ過ぎてというくらいで申し訳ないのですが、仕事ができなかったら暇すぎてつらかったです。
私の場合はシャワーに入る活力はあったので、毎日入らせてもらいました。
基本的に針はずっと入っている状態で、シャワーの時は写真のような感じにカバーをかけて浴びていました。
先生は午前中と午後に様子を見に来てくれました。
点滴は「私の場合」なので、ぜひ参考までに、詳細はこの後お伝えします。
妊娠悪阻で入院している場合は基本的に「つわり食」になります。
妊婦食、産後食はメニューが決まっていますが、つわり食になると基本的に希望を聞いてもらえます。
ここのこれしか食べられない!という方は持ち込みが許可される場合もあるので、ぜひ聞いてみてください。
私のところでは、ごはん、パン、うどん、その他詳細を書く欄がある紙が渡されて、そこに希望を書いて提出しました。
私の場合は3日目まで何も食べず、4日目は誕生日だったので普通のごはんが食べたいと希望を書きました。
4日目に無理やり3食食べて、全部吐きましたがおかげで5日目にやっとケトンマイナスになりました。
治療は点滴が中心というより点滴のみでした。
水分不足、栄養不足だとルートをとるのに一苦労です。
私は仕事持ち込んでいたことと、点滴も9時から12時間くらいかけて落としてもらっていたので、肘や手首以外でお願いしました。
写真は2日目、看護師さん3人にかわるがわるチャレンジしてもらい、1時間してやっとはいった後の点滴の写真です。
針を刺して中をぐりぐりして探してもらってもなかなか見つからず、大変だったので注射嫌いな人は特にはやめに病院に行くようにしてください!
注射や点滴が苦手ではない私でさえ、こうなる前にはやく病院に行けばよかったと後悔しています。
数日前に出血があったということで1度だけエコー検査もしましたが、他の方がどうかはわかりません。
点滴は1日4本、退院日は午前中で帰りたかったので2本でした。
詳細は以下にまとめますが、基本的にビタミン、吐き気止め、ブドウ糖中心の点滴です。
- ブドウ糖注射液 5% 500ml
- ネオラミン・スリービー液(ビタミン) 10ml
- アスコルビン酸注射液(ビタミンC) 100㎎
- フィジオ140輸液(電解質) 500ml×2袋
- KN3号輸液(電解質) 500ml
- プリンペラン注射液(消化管運動改善薬) 10㎎
3床同室の部屋でずっと1人だったのですが、4日に切迫早産の人が同室に入ってきました。
仕事もしていたので、カーテン越しに軽く自己紹介と音が気になるようなら遠慮なく言ってもらうように声をかけたのですが返答なし。
繊細な私はその時点であ、無理だと感じ、音に気を遣って仕事の手も止め、そこまでしなくてもいいとわかっているのですが、かなりストレスでした。
私の飼っていたハムスターが危篤ということ、同室のストレスがあって、ケトンはまだ+でしたが退院すると決めました。
ハムちゃんは結局、退院日の朝になくなってしまったのでごめんねの気持ちがいっぱいでしたが…
夜は向こうが寝返りをうつ音で起きたり、お互いトイレ立つたびに起きたり、私は向こうのいびき(多分20週とかでいびきかきやすい時期だと思うのですが)で起きたり大変でした。
繊細な方に自分の立てる音を気にしないメンタルと、他の方の音が気になる方は耳栓の持参は必須です!
イヤホンやヘッドホンだと寝返りうつのも大変で、耳も痛くなるので、耳栓がおすすめです。
妊娠悪阻での入院にかかった費用
妊娠悪阻の入院でかかった費用は、4泊5日で3万2200円です。
1日1万円目安で考えておいてくださいと言われたので、思ったよりも安くて感動しました。
この費用には3食分しか費用が加算されていませんが、1色500円程度でした。
入院基本料は14日以内で1日917円でしたので、思ったよりかからないもんだなと感じました。
私は医療保険に入っていて、妊娠がわかってから入れる保険で女性の疾患特有の保証が手厚い保険に助けられました。
入院1回で10万円、入院1日につき5,000円で12万円、今申請しているところです。
詳細は、別の記事でご紹介させていただきますので、気になる方は以下のボタンから移動して読んでみてください。
まとめ|妊娠悪阻での入院は数値を気にせず主観で決めよう!
今回は妊娠悪阻で入院した体験をまとめてご紹介してきました。
妊娠悪阻での入院の基準や持ち物、入院中の生活などについてご紹介しましたが、数値で決めないことが最も重要です。
客観的な基準がないと入院しづらいという場合でも、診断書があればしっかりと休む準備ができます。
何よりも大事なのは、今のつらい状況をなんとかすること、脱水で意識障害が生じ、倒れておなかの子にも何かあっては後悔してもしきれません。
自分の状態を軽く考えず、病院で妊娠悪阻での入院をすすめられたときはぜひ検討してみてください。