こんにちは、ぬんママです。離乳食中期(生後7〜8か月ごろ)は、赤ちゃんの成長とともに食べられる食材が増え、食事のリズムも少しずつ整ってくる時期です。
初期の頃はペースト状の食事が中心でしたが、中期になると、食材の形や固さを工夫しながら、赤ちゃんの噛む力や舌の動きを育てることができます。
この時期は「どのくらいの量をあげればいいのか」「食材の種類や調理方法はどうすればよいのか」「食べないときの対処法は?」など、悩みや不安が出てくるママも多いでしょう。
この記事では、離乳食中期の基本的な進め方や1日の食事の目安、食材選びのポイント、そして簡単に作れるおすすめメニューまで、幅広くまとめました。赤ちゃんに合わせたペースで、無理なく、楽しく離乳食を進めるための参考にしてください。
離乳食中期とは?基本の目安

あくまで目安ではあるので、早く始めるのは基本的にNGですが、遅くなる分には全然OKです。
離乳食中期は、生後7〜8か月ごろを目安に始まる時期です。初期のころに比べて食べられる食材の幅が広がり、食事の回数や量も増えてきます。
中期の離乳食は、赤ちゃんが噛む力や舌の動きを発達させる大切なステップであり、食事の楽しさを体験する時期でもあります。
離乳食中期の1日の食事回数は、基本的に 1日2 が目安です。
- 朝・夕の2回に分ける
- 午前・午後に母乳やミルクを組み合わせる
赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ回数や量を調整していきましょう。
中期では、野菜・果物・たんぱく質など、さまざまな食材に挑戦できます。
野菜・果物:にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、りんご、バナナなど
たんぱく質:白身魚、鶏ひき肉、豆腐、卵黄など
調理方法は、柔らかく煮る・すりつぶす・細かく刻むなど、赤ちゃんが噛みやすい工夫を取り入れましょう。
食べられる食材リストをまとめましたが、初期と重複しているものは省略したので、ぜひ初期のリストも再度チェックしてみてください。
離乳食中期の進め方

離乳食中期になると、うちのこはよく食べる、なかなか食べない…と違いが出てくることが多いです。なかなか食べなくてもママが大変なだけで、赤ちゃんはまだおっぱい、ミルクから栄養を取ることができているので焦らずゆっくり進めましょう。
初期の離乳食に慣れてきたら、舌でつぶせる固さに変えてみましょう。いきなりチェンジしてみて食べられる子もいますし、少しずつ度合いを調整しないと難しい子もいます。
まずはチャレンジ!食材の形や大きさを少しずつ変えることで、咀嚼の練習になります。
- 野菜:柔らかく煮て5mm程度に刻む
- 肉・魚:火を通してほぐす
- 穀物:おかゆは舌で潰せるやわらかさ
みじん切りで離乳食を作るのはなかなか面倒なので、ブレンダーやブンブンチョッパーを活用することをおすすめします!
でも、作る量は増えるので、ちょうどいい量をつくるのは前より楽かもしれません。
基本的には 味付けなし が原則です。塩・砂糖・しょうゆなどは1歳までは控えめにしましょう。保育園の練習などで使うのはOKですが、数滴レベルにしておきましょう。
食材の自然な味で、赤ちゃんの味覚を育てるのが理想です。とうもろこしやかぼちゃ、トマトなどを使って料理すると喜ぶことが多いです。おすすめ調味料は以下からぜひ!
特にかつお粉は普通のだしの3倍も鉄分が取れるのでおすすめ!
食べやすい大きさや固さにしたり、食材を混ぜて味や色を工夫したり、食べるタイミングを変えてみる(機嫌の良い時間に与える)なんてみんなやっていますよね~
そんなことで食べてくれればいいのですが、食べないときは食べない!ママの諦めが重要です。笑
離乳食中期におすすめの食材リスト

中期では、食べられる食材の種類が増え、栄養バランスを意識した献立づくりが大切です。ここでは、主食・野菜・果物・たんぱく質ごとにおすすめ食材と調理のポイントを紹介します。
おかゆ:初期よりやや固めに炊き、舌でつぶせる硬さに。
うどんやパン:細かく刻むか、小さくちぎって与える。うどんはゆでたあとにはさみで切るのが楽!パンはまだ消化が気になるのでおすすめはしません。
調理ポイント:おかゆの水の量を調整して炊飯!かたいなと感じたらかるくブレンダーにかけるのがおすすめ。

野菜:にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草、ブロッコリー
果物:りんご、バナナ、洋ナシ、桃
調理ポイント:火を通す前にすりつぶしたり、ブンブンチョッパーを活用するのがおすすめ!大人のごはんでも使えるし、これは必須。
肉・魚:鶏ひき肉、白身魚、赤身肉をすりつぶす
卵:卵黄からスタート、卵白はアレルギーに注意
豆腐・豆類:絹ごし豆腐、ゆでた大豆をすりつぶす
調理ポイント:火を十分に通すこと。ひき肉を活用すれば楽ちん!そして卵のチャレンジに不安な方は「たまこな」がおすすめです!

離乳食中期の量と回数の目安

離乳食中期の量と回数の目安をご紹介していきます。
主食・野菜・たんぱく質のバランスはこんな感じです。
主食:1食あたり約50〜80gのおかゆ
野菜:1食あたり30〜50g
たんぱく質:10〜15g(卵黄1/2個分、豆腐30g程度)
1食あたり、主食とおかず2~3品くらいが目安です。私の場合は1品の日も少なくありませんでしたが…
デザートのヨーグルトや果物があると見栄えがいいですし、品数も増えます。
離乳食中期の1日の食事スケジュールをまとめてみましたので、ぜひ参考までに。お出かけや私の都合、娘の都合でご飯を抜いてしまう日もありました。
その日は授乳を増やすなど、おなかが空かないようには気を付けていましたが、その後のうんちは緩くなっていましたね。
私は完全母乳なので、授乳頻度がかなり高いと思われます。ミルクの場合は起床時間が遅い場合、なしでもいいかも。
朝ごはんはパパと一緒。時間は必ずこの時間ってわけじゃないですが、何となくこのくらいです。本来はごはんの後にミルクorおっぱいなのですが、うちの子は吐き戻すことが多いので授乳はしていませんでした。
このくらいの時間に添い乳で寝ます。まだ中期はおやつはあげてもあげなくてもいいようです。
お昼はごはんではなく授乳のみです。おやつをあげてもOKです!
お昼寝第2弾。添い乳以外の寝かしつけができません。
夕飯まで時間が空いてしまうので、期限次第でおやつや授乳をいれていました。
寝る前に授乳して就寝。歯磨きをお忘れなく!
離乳食中期のおすすめメニュー

離乳食中期のおすすめメニューをいくつかご紹介していきますね!
全部ぶっこんでぐつぐつするだけでOK!これ1品にヨーグルトを足せば1食の栄養素はばっちり!
- うどん 50g
- 出汁
- 小松菜・人参・白菜など30〜50g
- 片栗粉少々(とろみ)
鳥×白菜は最強ですよね。一緒に煮て、最後に片栗粉でとろみをつければOK。これにあと野菜20~30g、お浸しやスープで補えば完璧です。
鶏ひき肉10g
白菜20g
片栗粉少々
基本はすべてフリージングで離乳食を作っているのですが、栄養バランスが気になりますよね。
1食あたりの目安量は主食は約50〜80g、野菜は30〜50g、たんぱく質は10〜15g(卵黄1/2個分、豆腐30g程度)です。
私は食事をおかず①、おかず②、おかゆ、デザートに分けています。
- おかず①:野菜の75%とタンパク質50%
- おかず②:野菜の25%とタンパク質50%or野菜の25%
果物を少し上げる分には糖分さえ気にしていれば問題ないと栄養士さんにご指導いただきました。おかず②で野菜25%のものを出すときには、湯豆腐15gをあげています。
お豆腐は冷凍するとおいしくないので気を付けてください!
1.ママが楽をできること
2.おいしいまま食べられること
3.栄養バランスに困らないこと
4.1週間で食べきること
手づかみはまだ正直難しいのでは…?と思いますが、器用な子は8か月ごろには食べられるかもしれないので、ぜひチャレンジを!
ポイントは、スティック状にすること。2㎝×5㎝くらいがおすすめです。
さつまいも60g
片栗粉4g
- さつまいもを小さく切り、レンジにラップをして600w5分加熱、そしてマッシュ状につぶします
- 少し水、またはミルクを足しながら片栗粉と混ぜ、スティック状に成形します
- フライパンで低温でじっくり焼きます。
離乳食中期のよくある悩みと対処法

離乳食中期は初期よりも悩みが増えてきます。よくある悩みと対処法をご紹介します。
とにかく食べない、の子が多いですが試してみる私が実践して成功したものを厳選してみました!
- 食材の大きさや固さを変えてみる(小さくorやわらかくorとろみ加減)
- 味や色を工夫して視覚・味覚から興味を引く(コーンやトマトなど素材の味を活用)
- つかみ食べ→食べやすい小さな一口サイズにしてみる
- とにかく「楽しい」時間を意識
- 人形に食べさせるふりをする
- ママやパパも一緒に食べてみる
- ごはんの時間は決まった音楽(楽しいイメージ)を流す
アレルギーは心配ですが、これは何歳になっても心配の度合はかわりません。自分で何でも食べられるようになってからでは、見ていないところで勝手に…ということもあるので、今のうちにゆっくり進めていきましょう。
- 新しい食材は 1種類ずつ、少量から、病院が開いている日の朝に試す
- 3日ほど様子を見て異常がなければ量を増やす
卵に関しては先ほどご紹介したものをぜひ活用してみてください!
先日、アレルギーは大きくなるにつれて軽くなることも多いと聞いて衝撃を受けました。無知って損ですよね。
危険から遠ざけるだけでなく、何が危険かを理解しながらこどもが一人でも対処できるように教えることも、親の責任じゃないかなと思うので…
ぜひ怖い!に負けず、チャレンジしてみてください。
外出時は、基本的に市販の離乳食を活用していました。確かに、味や素材に思うところはありますが、防災リュックにも離乳食を入れて、何かあった時でも食べられるように外出時は市販、と決めていました。
中期とはいえまだ赤ちゃん、私の娘は真夏時期だったので食中毒の危険性も考慮してあまり手作りを持ち運ぶことはしませんでした。
移動中は母乳やミルクで補給しましょう。ご飯が食べられないとき、母乳で補っても大丈夫な時期なので、ママの判断でOKです。
外食時は味付けなしの柔らかい食材を選ぶのもありです。ゆでた野菜や出汁のみの味付けのものがあれば小さくつぶしてあげてもOKです…がなかなかないんですよね。離乳食提供のあるお店についても今後まとめます。
まとめ|離乳食中期は焦らずゆっくり進めましょう
離乳食の中期は1日2回、しっかり食べられるまで続けてOK。おいも×ブレンダー、または片栗粉でとろみをつけながら調理すると食べやすいです。
ママが無理ない程度に市販のものや、休みを入れつつ、食べることが楽しいんだよと教えてあげましょう。パパやママと一緒に食べるだけでも、食べるようになるかもしれません。
まだママのおっぱい、ミルクが大好きでそれ以外はいらないって子もいるのですが、初期のようなペーストでも少しずつ味を教えて、おいしいねと笑顔で言うなど工夫をしてみてください。食べる工夫、じゃなくて楽しむ工夫を。
食べムラがある子は特に、ママのメンタルが大変なので、本当に無理せず、仏になったつもりで取り組みましょう!
ぬんママの知恵袋 
